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琥珀の龍紋―北条時政―24<アマカケル外伝>

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 京への戻り道、田子の浦から大きく裾を広げる富士の山を見上げる。

 やはり、こちらから見る富士が一番美しい。左右になだらかに滑り落ちる稜線。中腹にかかる薄い雲は天女の羽衣のようだ。

 それからふと自分の身体を見下ろし不思議に思う。京から鎌倉、伊豆への移動の疲れを微塵も感じない。

 思えば以前もそうだった。阿岐を抱いた後は身体に力が満ちる。

 他の女とはまるで違う。京の都はそこに居て息をするだけで力を削がれる感覚があるが、その枯渇を埋め満たす何かを阿岐は自分に与えてくれる。それともそれが郷里というものなのか。

 そっと肩越しに駿河湾を振り返れば、湾の向こうに大きく伊豆の島が横たわっている。賑わう漁船。次にここに来る時には軍船が湾を走っているかもしれない。

 四郎はそっと目を閉じ、鼻から深く息を吸った。潮の香りをいっぱい身体に満たす。それから真っ直ぐ西を目指した。またここに戻ってくる為に。

 

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