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書籍:「文章は書く前に8割決まる」

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上阪徹:「文章は書く前に8割決まる」

文章って、書く前に8割決まってしまうそうです。

今日は歴史書ではありませんが、
フリーライター 上阪氏の文章の書き方講座のご紹介です。

私がこの方のお名前を初めて見たのは、いわゆる芸能人本など、取材を通して著者の代わりに一冊の本を書き上げるブックライターというお仕事についてのついての本「職業ブックライター」という本を図書館で借りてからでした。

LULUSIA-ルルシア-

 

まず表紙をめくると、帯の所にリストアップされています。

1.まずは、伝える「難しさ」をしっかり認識する
2.自分の「お手本」を見つける
3.書く「目的」、読む「相手」をはっきりさせる
4.的を外さない「相場観」を磨く
5.伝えたい事を「整理」し、「構成」を考える
6.文章の「技術」は意識しない

うんうん。
なんとなく頷きつつ、とりあえず「はじめに」を読み始めます。

「文章を書くのが苦手で嫌いだった私」

なんて見出しが。
それなのに職業ライターってすごいなぁ。

だって、この人ってば「毎月1冊、10万文字」書くって別の本に書いてたんですもの。
苦手で嫌いだったら出来るわけないでしょ。

で、よくよく読んでいくと、この方が文章に苦手意識を持っていたのにそれを克服出来た答えがありました。

「しゃべるつもりで書けばいい」
「文章はひねり出すのではなく、すでにある事実をつむぐもの」

「すごい!」と自分が持った感動を誰かに伝えたい時、「すごかったんだよ」というよりも、「○○がこうで、△△で、□□になって」と具体的に伝えた方が相手の心を動かせるというもの。

確かにね。
「菜の花畑がとても綺麗だったよ」というよりも
「50mプールが10個くらい並ぶ敷地一面が真っ黄色で、蜂がブンブン飛んでて、甘い蜜の香りがしてたよ。川向こうには桜の木が30本くらい並んでて、黄色とピンクの色が線みたいに続いてたの。そこでバニラアイスを食べたらねー・・・」
と続く方が、光景が目に浮かんで行きたくなりません?(私の文章が稚拙なのは許して)

 

ま、それらはともかく、手っ取り早く「文章力」ってものが欲しいのよ! と、読み進めますと

「応用が効く」文章力を身につけるための七ヶ条

1.わかりやすい文章こそ、いい文章
2.文章の技術は意識しなくていい
3.難しい用語や言葉は使わない。むしろ使ってはいけない
4.もっとも大事なことは、読み手について、どれだけ想像できるか
5.「何を書くか」は、「相場観」で見つけられる
6.「文章」を書こうとしない。話をするつもりで書けばいい
7.文章は、体で覚える、「読むこと」で覚える

ふむ〜、そうだよね。一つ一つ細かくは紹介しませんが、とてもわかりやすく説明されています。

ただ、これは文章の一つの書き方だな、と。

文章って一口で言っても、色々ありますよね。
小説、随筆、ビジネス文書、お知らせ、週刊誌、Web記事、ニュース、新聞 etc.etc…

で、この「ブックライター」の上阪さんは小説家や随筆家ではありません。
ビジネス文書を書く人でもありません。

真っ直ぐストンと大衆に届く直球の文章を書くことを目的にしてる。
それを理解した上で読まないと、と思いました。

世の中には色々な立場の人がいて、色々な考えの人がいます。知識量も習慣も何もかもが違う。
だから、同じ言葉を使って伝えても、理解の仕方は皆それぞれです。

だからテレビなどのマスメディアは「相場観」とか「一般的な感覚」をきちんと理解して、その上でなるべく誤解のないように伝える技が必要。

この方も、そういう文章を書くのがお仕事なのかな、と。

 

この「相場観」ってのが難しいんですよね。

特定の業界の中にいる人は、その業界に染まると「世間一般の目」という感覚が薄れがち。
その業界の中での「常識」が、世間一般では「非常識」であったとしても、それに気づきにくくなってしまう。

例えば、鎌倉大好きな私は何を見ても聞いてもつい鎌倉時代に連結して考えるし、多分そういう点ではきっと感覚が普通と違う。だから、もしかしたら小説の中とかで「これは鎌倉時代なら常識」っていう内容を、特に説明もせずに突き進んでいるかもしれない。

第三の目、一般的な感覚を持ってわかりやすく伝えるって、とっても大切なことで、また大変なことなんだと思います。

にしても、「文章力」って言葉自体が曖昧ですよね。

美しい文章
わかりやすい文章
はっきりした文章
面白い文章
正しい文章

どの文章を「自分が百点だと思う」か。
その百点に近づけるように努力することが、その人なりの正解の文章なんじゃないかと。

だから、この方が「応用が効く文章」と銘打っていることに共感しました。

ちなみに、小説家には、今回紹介した書籍の文章力とはまた別の文章力が必要なんだろうなと思いました。

プロの小説家は恐らく自分の「相場」というものを持っていて、それが皆に認められて受け入れられているから小説が書けて読んでもらえるのではないかと。(もしかして、かえって一般的な「相場観」は邪魔なだけだったり?)

 

カスタマレビューを見ると、評価が低いものもあります。
「文章の書き方の本ではない」とか「くれぐれも文章作法の参考にしないように」とかね。
おー、厳し〜。ま、確かにと思う部分もあります。

何を目的として読むか書くか、何を感じるかの価値観の違いですか。

「文章の書き方」って一言で言っても、本当にたくさんの種類の文章があります。
国語の教科書だって歴史と共に変わりますし、そんな厳密な話ではきっとない。

でも「文章」に共通しているのは、人が「何かを書く」時は「伝えたい何か」が芯にあって、それを一生懸命文中や行間に盛り込もうとするということ。

その時に使うツールとして美しい言葉で伝えたいって人もいるだろうし、
どんな人にも明確にわかって欲しいって人もいるだろうし、
分かる人だけわかればいいよって人もいるでしょう。

それを「文芸作品」か「大衆向け」かって話にしちゃうとまた何か違うのでしょうけれどね。

ま、好みと目的に応じて柔軟に対応しましょう、ということで。

文章は「書く前」にほとんど決まってるんだよ。(目的と相手と手段がね)
とまぁ、タイトル通りで、しまいにさせていただきまする。

 

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