第14回「大阪」で上杉さんが上洛したのが、一五八六年六月。
確か「天地人」の初回シーンがこの上洛でしたよね。秀吉さんにたっぷりの金でスカウトされるのを、明るく(脳天気に?)にっこり笑って拒否してた妻夫木さん兼ちゃんが印象的でした。
さて「真田丸」では、この時、信繁さんは数えで二十歳。
そしてミッチー(石田三成)に「待て」をされた信繁さんの前に突如現れた茶々さんは数えで十九歳。
まだ秀吉の側室になっていない頃。
妹の初も江もまだ嫁ぐ前で大阪城にいるはずですが、今回は出てこないのかな。でも秀忠さんは一応メインのはずだよね? 星野源さんが配役されたそうですが、江は出ないのかな? 初は後の講和に出てくるよね?
茶々というと落ち着いた長女のイメージが強かったのですが、今回はお転婆ですね。動きが可愛い。
しかし、突如現れた美女にほっぺたをギュ~と挟まれた源二郎くんはメロメロでしょうな。
……そうか。こんな無邪気に可愛い茶々を見て知ってしまっていたら、後の大坂の陣で踏ん張るしかないよね。そういう流れなんだね?
茶々の配役、おねの配役、色々な夫婦の形
過去の大河では「江〜姫たちの戦国〜」の宮沢りえさんの茶々が、しっとりしてて印象的でしたね。秀吉との関係も少女漫画チックで夢があった。秀吉と茶々でちゃんとした恋愛が描かれているのを見るのは初めてでした。
対して「功名が辻」の永作さん茶々は、ドロッドロのおっそろしい女性でした。柄本さん秀吉への復讐の晴らし方がえげつなく、また最後も自害出来なくて大野さんに刺されるという、なんというか女の汚い部分だけを見せられた感がありました。
「天地人」の深田恭子さん茶々は凛々しくて美しかった。落城時は小さな体ながら薙刀携え、たすき掛け&はちまき姿で勇ましく、秀頼さんと潔く自決してました。
史実がどれに近いかはさて置いておいて、様々な脚本家の顔が覗けて面白いですよね。
で、今回の「真田丸」の茶々と秀吉は、割とドライで打算的で、笑いを取るものになるのではないかと勝手に予想してますがどうでしょうね。
あと個人的に期待してるのは、おねと茶々のバトル(笑)ですかね。壮絶で笑えるのをお待ちしてますよ。
その「真田丸」おねは、三谷作品に欠かせない鈴木京香さん。また少し違った秀吉夫婦が見られそうですね。ちょっぴり毒気の足りない小日向さん秀吉に、かなり毒気のありそうな京香さんおね。そして、毒を喜んで皿ごと食いそうな竹内さん茶々。
ちなみに、過去の大河「おね」役で印象的だったのは「利家とまつ」の時の酒井法子さんですかね。可愛くて親近感を抱きやすいおねさんでした。はるさんもよかった。ああ、勿論まつもね。「利家とまつ」は3組の夫婦の対比が面白かったと今更ながら思います。
ミッチーこと三成さん配役の妙
個人的に石田三成は「天地人」の小栗旬さん配役が一番好きだったんですが、山本さん三成もやっぱり好きだっ!
そういえば、14回には「新選組!」ファンにはたまらない、山本土方と堺山南のツーショットがありましたね。
まっすぐ向かう堺さんに、斜に流す山本さん。
美味しすぎるでしょう。わざと? わざとなの?! わざとだよね!
たまらないと言えば、片桐且元は源さん(小林隆さん)だし、豊臣秀吉の小日向文世さんは「新選組!」では山本土方さんの義兄だし、もう頭の中は大忙しですよ!
裏切りの小早川さんは浅利くん(近藤勇の養子)らしいし!
浅利くんは「軍師官兵衛」でも小早川さんを演じてました。「軍師官兵衛」では、いかにも〜な小早川さんでしたけど、ま〜さか三谷さん、浅利小早川さんをそんなありきたりな役にしないよね? 面白い展開待ってますよ!
……で、捨助はいつ出て来ますかね?
と思ったのですが、そこで気付きました。
ダメだ。茶々が竹内結子さんだから、獅童さんはナシですね。はい。
とりあえず、大野治長さんとか前田利家さんとか官兵衛くんとか伊達政宗さんとか、もう誰がやるのかが楽しみで夜も眠れないですね。
かっちゃん(香取慎吾さん)が出るという噂や、五代様(ディーン・フジオカさん)が出るという噂まであっては、もう一瞬たりとも目が離せないです。
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