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真田丸30回「黄昏」誰そ彼、アンタ誰? ワタシは誰なんだー?

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二週間遅れですんません。アップし忘れてました。

ではまず、勝手にタイトル深読みコーナーより。

LULUSIA-ルルシア-

 

 

さて、今回のタイトルは「黄昏」でしたが、「黄昏」は、夕方に視界が悪くなって、前からやってくる人の顔がわからなくて「誰ぞ? 彼(あんた)?」と聞いたことからだそうです。

だから今回のタイトル「黄昏」は
言葉通りに斜陽へと向かう豊臣家の寂しげな意味が一つ。
そして「アンタ誰?」な「誰そ彼?」の意味が一つ。
秀吉さんは信繁さんのことを忘れてしまってたしね。

そして信繁さん的には「あなたは誰?」じゃなくて「私は誰?」ってな気分だったでしょうか。

『わしのようにはなるな』

「私の人生で、あの人のようになりたいと思った人が二人いた」

真田丸30回真田信忠
お家の為、人の道を捨てた・・・信尹。

真田丸30回上杉景勝
お家の為、己の信念を曲げた・・・景勝。

切ないわぁ。その二人と最終的には・・・だもんね。

今回は、気付けば豊臣の中枢に深く入り込んで、秀吉さんの為にせっせと働く信繁さんが「自分は本当はどう生きるべきなのか?」に悩む回だったとも言えるかと。

兄弟対決で「真田の為!」と真っ直ぐに言えるお兄ちゃんが、少し羨ましくもあったかもしれません。

真田丸30回信幸と信繁

お兄ちゃんからしたら、「信繁、お前は誰だ? 真田の人間ではないのか?」ってことなんでしょうね。

 

しかし、モノの本によると「◯◯になりたくない!」と思っていると、まさにその「◯◯」に近づいてしまうそうで。

というのも「宇宙へはイメージでしか伝えられないので、否定形はわからない」んだそうです。例えば

『ムラサキ色のバナナを想像しないでね』

って言われたら、つい想像しちゃいません?
ドドメ色のパープルバナナ。
うえ、気持ち悪い。

ついでにも一つ。
お金持ちになりたい人は「お金持ちになりたーい」って思っちゃいけないんです。だってお金が身の回りにあるのが当たり前のお金持ちは「お金持ちになりたい」なんて考えないでしょ?

だから宇宙的には「お金が手に入った」と思わせるために、一度お金がない状態を作り出すんだそうな。

多少のお金なら身の回りにあるのに、それを無視して「(もっと)お金が欲しい」って思うと、強制的に「お金がない」状態にされしまうんだそうですよ。おそろしい。

そんな極貧状態の後に「はい、お金だよ」って少額入ってきても・・・ねぇ?

 

いや、脱線しました。

というわけで、自分探しの旅に出たい所なんだけれど、信繁くんはそうすることも出来ずに、せっせと介護生活を貫きます。

お兄ちゃんは「お前も真田の一族だろう! 情報を流せ」と責めてくるけど、信繁くんとしたら「人の道」「忠義の道」に外れてはと悩んでいるのか、トップ機密を漏らせない。それはまるで、実家と婚家との間で悩む嫁のような信繁くん。

実家と婚家と言えば、女の人は嫁ぐとやっぱり段々夫に傾いて婚家寄りになってしまいますね。稲さんも嫁ぐ前はあんなこと言ってたのに、今は「父よりあなたよ」とアピールしてるし。

少し遡った時代、お市の方が「袋のネズミ」で信長さんに危機を知らせましたが、あれも実家と婚家でかなり悩んだでしょうね。

最後の最後まで実家よりのお嫁さんもいるでしょうが、それって夫婦関係が冷めてるからなのかもしれませんね。夫婦関係が固ければ、お嫁さんは実家より婚家になりますからね。

と考えると、政略結婚って本当に大変ですね。早く妻に婚家に馴染んでもらわないと大切な秘密を敵方に漏らされちゃう。
でももし妻の心をゲット出来たら、逆に実家の極秘情報を教えて貰えたり、戦の時に妻の実家からのバックアップが期待出来たりする。

殿様って大変だわ〜。領地領民を守り、家臣を束ね、他国との交渉に当たりつつ、嫁の機嫌まで取らないといけないんだから。いや、尊敬いたします。

と、男女の関係ならそうなんですけど、信繁くんは男ですし、やっぱりサラリーマン立場になりますかね。

現代でいうところの特定機密保護法に引っかかるような機密を手にした、さる企業の関係者が、それをいかに扱っていいかって悩みに近いんでしょうか。

株価の暴落に直結したり、またゲンパッ事故みたいに多数の人の生命に関わったり。
いつの世でも、やっぱり情報を制するものが強いのは普遍の真理なんでしょうね。
そして、一サラリーマンとしてはそうそう情報は漏らせない。培った人間関係なんかもありますしね。

でも、昌幸さんや信幸くんとしては、過去に、武田、北条、上杉、徳川などなどの間で翻弄されてきた真田として、豊臣への忠義立てよりも自国の領土を守る方が大事ですよね。
特に、信幸くんは徳川の嫁を貰った時点で、どうしても徳川寄りの立場になりますし。

 

「今は息が出来ぬ程苦しい思いをしている」

真田丸30回春と信繁

悩む信繁くんに対して、お春ちゃんが嫁力発揮・・・と思いきや

「お辛いのですね」(終)

いや、だから、そう言うてるやん!
そこさ、もちっとなんか気の利いたセリフはなかったん?

・・・と一瞬つっこんだのですが、でもまぁよくわからないのに口出しするのも・・・ねぇ。
結局、三谷さんは女にはそんな相槌を打つ程度で終わりにして欲しいってことなのかな。

ま、それはともかく、お春ちゃんの「苦労する女」っぷりが、いつ表に出るのか楽しみです。
現時点では、まだ今ひとつハッキリしない猫かぶり状態ですよね。

お梅ちゃんに似てるってことは、そういうキャラなのかしら?
なんにせよ、信繁くん、頑張って〜。

今後に期待。

 

それより・・・そんな娘と対比的・贔屓的にカッコいいメンズが

「・・・板挟みだな」

の大谷父ちゃん。

真田丸30回病気の大谷吉継

「お前が正しいと思う道をゆけばいい。
それが真田左衛門佐信繁の進むべき道じゃ!」

・・・なになに?
その「わかってる」って感満載の、重くて渋い「いい男」っぷり。
信繁がなつくのがよく分かるわ〜。

 

「あんた誰?」
と言えば、殺された吉野太夫さんは偽物でしたね。見事な化けっぷりでした(いや、同じ女優さん)。

真田丸30回吉野太夫と昌幸

確かに、その言動が初登場シーンの秀吉さんとの回の吉野太夫さんとはイメージが違うなぁとは思ってたんですが、素直に騙されてしまいました。
しかし、あんな美人に化けられるって、忍びってすごいんだね〜(だから、同じ女優さんだって)。

そういえば『忍者の科学』なる本を今読んでいるのですが、聖徳太子が物部氏を偵察させるのに忍びを使ってたって話もあるそうです。フィクションっぽいですけど。

忍びの全盛期はやっぱり戦国時代のようですが、実は源平の頃にはちゃんと忍びの存在は確認されてて、義経くんの家来の伊勢三郎義盛さんは『義盛百首』なる「忍び心得100条?」を持っていたそうです。

以下、一部抜粋。

「大風や大雨しげき時にこそ 夜討ち忍びは入るものぞかし」

源平合戦時、嵐に船を出そうとした義経くんがいて、景時さんにディスられてましたが、それは伊勢三郎くんの進言だったのかもしれませんね。

そりゃ、忍びが単独行動取るなら、嵐の中の方がいいに決まってますけどね。忍びの心得は、正規の大軍を動かすにはちょっと向かないのかもね。

あと『義盛百首』には

「忍びには往く事よりも退口を 大事にするぞ習いける」

なんてありますが、まさに吉野太夫に化けた忍びの失敗の原因ですね。「秀吉がもう死にそう」って大事な情報を聞いた直後に、いかにも逃げ出すなんて油断し過ぎ。

出浦さんが「忍びは目を見ればわかる」なんて言った通り、同業者って現代でも何となくわかるもんですよね。それはどんな職業でもおそらく同じで、なんと言うか同じニオイがするんですね。

公務員なら公務員。営業なら営業。技術者なら技術者。同業ゆえの嫌悪と親近の間を揺れる微妙な心境とでも言いましょうか。

忍び稼業なら、尚のことよくわかるでしょう。

だから吉野太夫は、自分が偽物だと疑われていることは気付いていたはずなのに、そのまんま出てくるなんて。 手にクナイは持ってましたけど、ほぼ無抵抗やったやん。都合良すぎ!

とまぁ、正信さんの画策は失敗に終わり、でも信幸くんが忠勝さんの元に現れて・・・と、お兄ちゃんと徳川の絆を深めるおまけエピソードになっていました。

結局、昌幸さんは女に騙された自分を反省したのかしないのか、ちょっぴり哀愁漂わせつつ薫さんにゴマすってました。そして嫡孫の赤子二人の将来の確執への伏線が着々と。オソロしや。

こんな所にも、今回のタイトル「タソガレ」は、自分は何者か、相手は何者かと、そんな意味をこめてるのでしょうか。生きるって大変。

 

でも、30回で一番びっくりしたのは

「フハハハ! 畳で死ねんわ!」
(場面転換)
・・・チーン・・・(死)

で、ご臨終になられた矢沢頼綱さんでした。
この当時八十超えたら大往生ですけどね。あまりに見事な転換で、上手いなぁと軽笑いしました。

・・・つか、きりちゃん、どこ行ったのさ?
あらすじでは、きりちゃん一応名前載ってるのに、ダイジェストに全く出てないで〜

でも、やっぱりキーマン、いやキーウーマンなんだと思いますよ。私の愛は変わらないわ。
これからも「ありえない〜」って場面で登場して、引っ掻き回してね。

とりあえずは、キリシタン関連で、どのくらいの「なるほど〜」をいただけるのか楽しみにしてます。

 

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