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とかじり小四郎 ―北条義時―22

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『 とかじり小四郎 ―北条義時― 』

 

「小四郎、聞きたいことがあるの」

 政子が現れたのは小四郎が侍所に詰めていた夜のこと。

 他の連中は見回りに出ていて、その時部屋には小四郎しかいなかった。

 

「兄さんはどうして父さんの兜をかぶっていたの?」

 ギクリとして政子の顔を見返す。

「聞いたわ。兄さんを弓で射た平井の兵は兄さんを射殺した瞬間に父の名を呼んだのですって」

 

  『時政を射たぞ!』

 

「あなたと父さんは甲斐へと向かった。なのにどうして兄さんは伊豆に戻ったの? あんな足手纏いの狩野なんかを連れて」

 政子の顔を見る。その顔は白く、目は落窪んで蛇のように薄暗く青く光っていた。

最初に『聞きたい』と言い置きながら、その目には迷いがなかった。政子は話を聞きに来たのではない。確信を得に来たのだ。

「父は兄さんを殺したのね。そして小四郎、あなたは兄さんを見殺しにしたんだわ」

 冷たい冷たい声。小四郎は何も言えずに姉を見上げた。

 政子ももう何も言わず足音もなく部屋を去った。

 

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