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体調が少し良くなった時にカクヨムで北条義時の妻、姫の前の連載を開始しました。本当は女頼朝を再開しようとと思ったんですが、今ちょっと難しそうなので一応完成してる方を打ち込み直しながら定期更新しております。…
『 腑抜けの三郎 』 ―北条重時― 目次第一章「江島の辯才天」01 02 03 04 05 06 第二章「海賊の守り主 龍女オトヒメ」07…
「まぁ、お上手に書けたこと」 優しい母の声に、三郎は筆を握ったまま得意げな顔で振り返った。 館を抜け出した翌朝、次郎と三郎の二人は、由比の浦に小船で揺られている所を漁師に発…
鎌倉初期、江間の館は御所の南方に小じんまりとあった。頼朝の近従だった義時がすぐに参内出来るようにと御所の間近に建てられたのだ。その小さな庭ではいつも子供達の声が響いていた。「ほら…
「江間家の段」出演:江間小四郎(北条義時)、真朝(姫の前)、畠山重忠、源頼朝、北条政子(キャラは拙著「とかじり小四郎」より)ー その3 ー 真朝は口をつぐんだ。いたずら…
「江間家の段」出演:江間小四郎(北条義時)、真朝(姫の前)、畠山重忠、源頼朝、北条政子(キャラは拙著「とかじり小四郎」より)ー その2 ー「信じらんない! 女の子の髪の…
勝手に妄想した鎌倉の平和な一日を現代・妄想語訳(誤訳)でお届けします。ただ単にカップルがいちゃついてるだけというツッコミ大歓迎です。「江間家の段」出演:江間小四郎(北条義時)、真朝…
<とかじり小四郎 ― あとがき ―>全部お読みくださった方、もしいらっしゃいましたら、誠にありがとうございます。北条義時さんは私のお気に入りキャラ(キャラじゃないって!)で溺愛しています。色々とご苦労されてい…
一一九二年、九月二十五日。「え、迎えに来たの? どうして?」 白姿の真朝は大きな目を更に大きく見開いて、突然現れた小四郎を見つめた。 今回の婚儀は比企への通い婚ではなく、真朝を江間に迎え…
だんまり、腑抜け、しんねりむっつり。 北条家の次男、小四郎義時は「しょんない」が口癖の、いつもどこかに「とかじった」男だった。 二代執権・北条義時の若かりし頃の話。